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MKDTEMP(3) Linux Programmer's Manual MKDTEMP(3)

名前

mkdtemp - 他と重ならない一時的なディレクトリを作成する

書式

#include <stdlib.h>
char *mkdtemp(char *template);

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

mkdtemp():

/* glibc 2.19 以降: */ _DEFAULT_SOURCE
|| /* glibc 2.19 以前: */ _BSD_SOURCE
|| /* glibc 2.10 以降: */ _POSIX_C_SOURCE >= 200809L

説明

mkdtemp() 関数は、他と重ならない名前の一時的なディレクトリを template から作成する。 template の後から 6 文字は XXXXXX でなければならない。 この部分はディレクトリ名を他と重ならなくするための 文字列で置き換えられる。 ディレクトリは許可属性を 0700 として作成される。 template は変更されるので、文字列定数にしてはならず、文字配列にすべきである。

返り値

成功した場合、 mkdtemp() 関数は 変更された template 文字列へのポインターを返す。 失敗した場合は、NULL を返して、 errno を適切に設定する。

エラー

template の最後の 6 文字が XXXXXX でない。この場合、template は変更されない。

errno に設定される他の値については、 mkdir(2) を参照すること。

バージョン

glibc 2.1.91 以降で利用可能。

属性

この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

インターフェース 属性
mkdtemp() Thread safety MT-Safe

準拠

POSIX.1-2008. この関数は BSD に存在する。

関連項目

mktemp(1), mkdir(2), mkstemp(3), mktemp(3), tempnam(3), tmpfile(3), tmpnam(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

2016-07-17 GNU