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名前¶
ln - ファイルへのリンクを作成する
書式¶
ln [オプション]...
TARGET [LINK_NAME]
ln [オプション]...
TARGET... DIRECTORY
説明¶
指定したTARGETファイルへのリンクを作成する。 任意のLINK_NAME名を付けることができる。 TARGETファイルを複数指定する時には、最後の引数がディレクトリでなければならない。 この場合、各々のTARGETファイルへのリンクはDIRECTORYディレクトリ下に作成する。 デフォルトではハードリンクを作成する。 --symbolicオプションを指定するとシンボリックリンクを作成する。 ハードリンクを作成する場合は、各々のTARGETファイルが実在しなければならない。
- -b, --backup
- 指定したリンクファイルが既に存在する場合はファイルのバックアップを作成する。
- -d, -F, --directory
- ディレクトリへのハードリンクを作成するのを許す(スーパーユーザーのみ)。
- -f, --force
- 指定したリンクファイルが既に存在する場合は削除する。
- -n, --no-dereference
- ディレクトリにシンボリックリンクしているリンクファイルが指定された場合、 それを普通のファイルと同じように扱う。
- -i, --interactive
- 指定したリンクファイルが既に存在する場合は削除するか否かの問合せを行う。
- -s, --symbolic
- ハードリンクの代わりにシンボリックリンクを作成する。
- -S, --suffix=SUFFIX
- バックアップファイルを作る際の添字を指定する。
- -v, --verbose
- リンクを作成する前にそれぞれのファイル名を出力する。
- -V, --version-control=WORD
- バックアップファイルの命名方法を指定する。
- --help
- 使用方法を表示して正常終了する。
- --version
- バージョン情報を出力して正常終了する。
環境変数SIMPLE_BACKUP_SUFFIXが設定されていない場合、 バックアップファイルを作る際の添字は ~ である。 バックアップファイルの命名方法は、環境変数VERSION_CONTROLで指定する。 指定する値は以下の通り。
- t, numbered
- 番号の拡張子を持つバックアップを作成する。
- nil, existing
- 番号の拡張子を持つバックアップがすでにある場合には、 番号の拡張子を持つバックアップを、 そうでない場合には単純なバックアップを作成する。
- never, simple
- 常に単純なバックアップを作成する。
バグレポート¶
バグレポートは<bug-fileutils@gnu.org>へ。
関連項目¶
ln の完全なドキュメントはinfoマニュアルとしてメンテナンスされている。 info と ln が正しくインストールされていれば、次のコマンド
- info ln
で完全なマニュアルを参照することができる。
November 1998 | GNU fileutils 4.0 |