SETUP(2) | Linux Programmer's Manual | SETUP(2) |
名前¶
setup - デバイスとファイルシステムの初期化を行い、 ルートファイルシステムのマウントを行う
書式¶
#include <unistd.h>
int setup(void);
説明¶
setup() は linux/init/main.c の中で一度だけ呼ばれる。 カーネル内部のデバイスとファイルシステムの初期化関数を呼び、 ルートファイルシステムのマウントを行う。
ユーザープロセスからは setup() を呼びだすことはできない。 ユーザープロセスからのアクセスは、たとえそのプロセスが スーパーユーザー権限を持っていても EPERM を受け取ることになる。
返り値¶
setup() はユーザープロセスに対して常に -1 を返す。
エラー¶
- EPERM
- ユーザープロセスに対しては、常にこのエラーとなる。
バージョン¶
Linux 2.1.121 以降では、もはやこの関数は存在しない。
準拠¶
この関数は Linux に特有のものであり、移植を考慮したプログラムでは 用いるべきではない。それどころか、あらゆるプログラムで用いるべきではない。
注意¶
呼び出し手続きは変化してきた。 ある時は setup() は一つの引数 void *BIOS を取っており、またある時には int magic を一つの引数として取っていた。
この文書について¶
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2008-12-03 | Linux |