ACLOCAL(1) | ユーザーコマンド | ACLOCAL(1) |
名前¶
aclocal - aclocal 1.16.5 向けのマニュアルページ
書式¶
aclocal [OPTION]...
説明¶
'configure.ac' または 'configure.in' を処理して 'aclocal.m4' を生成します。
オプション¶
- --automake-acdir=DIR
- automake が提供する m4 ファイルが存在するディレクトリ。
- --system-acdir=DIR
- サードパーティー製のシステムワイドなファイルが存在するディレクトリ。
- --diff[=COMMAND]
- 変更されているかもしれない M4 ファイルに対してコマンド [diff -u] を実行します。 (--install と --dry-run を暗に含みます。)
- --dry-run
- 処理を実行しますが、実際にはどのファイルも更新しません。
- --force
- 常に出力ファイルを更新します。
- --help
- このヘルプを表示して終了します。
- -I DIR
- .m4 ファイルの検索リストにディレクトリを追加します。
- --install
- サードパーティー製ファイルを、 最初の -I で指定されたディレクトリにコピーします。
- --output=FILE
- 結果を FILE に出力します (デフォルトは aclocal.m4)。
- --print-ac-dir
- システムワイドなサードパーティー製ファイルが存在するディレクトリ名を表示して終了します。
- --verbose
- 詳細表示を行います。
- --version
- バージョン番号を表示して終了します。
- -W, --warnings=CATEGORY
- 警告をカテゴリー別に表示します。
警告カテゴリーは以下の通り:¶
- cross
- クロスコンパイルに関する問題。
- gnu
- GNU コーディング標準 (デフォルトは gnu および gnits モード)。
- obsolete
- 古い機能や構成 (デフォルト)。
- override
- Automake ルールや変数に対するユーザーの再定義。
- portability
- 移植性に関する問題 (デフォルトは gnu および gnits モード)。
- portability-recursive
- ネスト化した Make 変数 (デフォルトは -Wportability)。
- extra-portability
- 不十分なツールに関連した移植性に関する問題。
- syntax
- 疑わしい構文構造 (デフォルト)。
- unsupported
- 非対応または不完全な機能 (デフォルト)。
- all
- 警告メッセージすべて。
- no-CATEGORY
- カテゴリー別の警告表示を行いません。
- none
- 警告メッセージをすべて表示しません。
- error
- 警告をエラーとして扱います。
著者¶
Tom Tromey <tromey@redhat.com>
- Alexandre Duret-Lutz <adl@gnu.org>.
バグ報告¶
バグ報告は
<bug-automake@gnu.org>
までご連絡ください。
GNU Automake ホームページ:
<https://www.gnu.org/software/automake/>.
GNU
ソフトウェアの全般的なヘルプ:
<https://www.gnu.org/gethelp/>
著作権¶
Copyright © 2021 Free Software Foundation, Inc. License
GPLv2+: GNU GPL version 2 or later
<https://gnu.org/licenses/gpl-2.0.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO
WARRANTY, to the extent permitted by law.
関連項目¶
aclocal の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。info と aclocal の両プログラムが適切にインストールされていれば、以下のコマンド
- info aclocal
を実行して完全なマニュアルを参照できます。
2021/11 | GNU automake 1.16.5 |